合唱指導者紹介

榊原 哲 

 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。声楽を三林輝夫、布施隆治の各氏に、バッハなどのオラトリオ・エヴァンゲリスト及びドイツリートをブレーメン国立音楽大学教授小松秀典氏に、指揮法を伊藤栄一氏に師事。また、日本合唱協会を中心にプロ合唱団で演奏活動をし、合唱を増田順平氏に師事。

 1983年、神奈川県芸術祭のオーディションに合格、山田一雄指揮によるベートーヴェンの「第九」でソリストとしてデビュー、以後神奈川フィルハーモニー、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現千葉交響楽団)をはじめ、多くのオーケストラや合唱団と共演し、宗教曲のソロに定評がある。

 

 また、指揮活動や合唱指導にも力を注ぎ、1985年第28回神奈川県合唱コンクールに於いて金賞を受賞、併せて全日本合唱連盟理事長賞も受賞する。その他宝塚室内合唱コンクール、東京ヴォーカル・アンサンブル・コンテストなどでも入賞している。 また2005年には戦後60年に際し、広島で行われた「世界に送る平和のメッセージ」に於いて、小澤征爾指揮によるフォーレ「レクイエム」の合唱指導を担当し好評を博す。

 2009年には同曲の初演されたパリのマドレーヌ教会に於いて、広島エリザベト音楽大学の卒業生オーケストラ・合唱団を率い、日本人として初めてとなる指揮をした。

 現在は、10団体を超える合唱団の指揮、また全日本合唱コンクール全国大会、Nコンなどの審査員としても活躍中。

 1990年から29年間にわたり広島エリザベト音楽大学非常勤講師を務め、後進の指導にあたった。

 

 

高尾 愛子

千葉大学教育学部音楽科卒業、同大学院修了。ピアノを川口耕平、宇川真美の各氏に師事。船橋フィルハーモニー合唱団のほか合唱、声楽、器楽の伴奏や、美術館コンサートやスクールコンサートなどでソロ活動を行っている。佐倉楽友協会会員